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文化財の概要コンテンツ

文化財名称じょうさいじせきとうば
浄西寺石塔婆
指定県指定
市町周防大島町区分有形文化財時代鎌倉時代
一般向け
説明
 周防大島町油宇の浄西寺境内にある。安山岩の自然石で作られている。阿弥陀、観音、勢至の三尊碑として三基あったものが、勢至碑は失われ、現在二基残ったものである。阿弥陀碑は上端部が欠失していて、現在の高さは地表から175cmである。幅は最大で42cm。銘文は「□□阿弥陀仏 建仁二年才次壬戌 十一月下旬 造立願人 大宅正国 女施主清原氏」とある。観音碑はほぼ完全な状態で、高さは地上から172cm、横幅中央部は35cm。銘文は「(梵字)南無観世音菩薩」とある。観音碑の無、菩薩の文字は異体である。観音碑の上方の梵字は増長天を示すものである。銘文により1202年(建仁2)に大宅正国とその妻清原氏が建立したことがわかる。この碑は山口県下の石造遺品の中で、年号のあるものでは最古のもので貴重である。また文字も申し分のない古調であって良い。
小学生向け
説明
 周防大島町の浄西寺境内にあります。はじめ、阿弥陀(あみだ)、観世音(かんぜおん)、勢至(せいし)の三尊碑として三基ありましたが、勢至碑が失われ、現在は二基だけ残っています。
阿弥陀碑は上部が欠けていて、高さは176cm、幅は42cmです。観世音碑はほぼ完全な状態で、高さは172cm、幅は35cmです。
碑(ひ)に刻まれた文字から、鎌倉時代の1201年に建てられたことがわかります。
この碑は、山口県の石造物の中で、もっとも古い年号が刻まれているものです。
画像<浄西寺石塔婆>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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