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文化財の概要コンテンツ

文化財名称しほんぼくがさんすいず せっしゅうひつ
紙本墨画山水図 雪舟筆
指定国指定
市町山口市区分重要文化財時代室町時代
一般向け
説明
 山口県立美術館の所蔵である。
 巻子装で、寸法は本紙縦23.2cm、長さ167.3cm。つづく補図は縦23.2cm、長さ127.8cm。識語は縦24.0cm、長さ29.3cm。長俊跋は縦23.2cm、長さ20.1cmとなっている。
 この図巻は楷体の山水長巻に対して、行体の山水図で、山水小巻と呼ばれている。前半は雪舟の筆になり、後半は長谷川派画人の手になる雪舟画の模本である。最後に雪舟自跋の写、木下長俊の跋文、狩野惟信の跋文がある。雪舟の自跋によると、在明中に学んだ高彦敬の筆法で描いた山水図を弟子等悦の需めに応じて与えたものである。全体に南画風の柔かい作風を示している。木下長俊の跋文によれば、初め長谷川派の画人が所持していたが、細川三斎の手によって二分され、木下家と細川家に伝えられたが、木下家の前半だけが残ったという。 
小学生向け
説明
 この図巻は、防府市の毛利報公会所蔵の山水長巻に対して、山水小巻と呼ばれているものです。前半を雪舟が描き、後半は長谷川派の画家が雪舟画をまねて描いています。
 雪舟自身が書いている文章によると、中国に渡って学んだ手法で描いた山水図を、弟子の求めに応じて与えたものだということです。
 本図は細川三斎によって二つに分けられ、木下家と細川家に伝えられましたが、木下家の前半だけが残り、それに模写された後半がつけられたものです。
 寸法はたて23cm、長さ167cm。
画像<紙本墨画山水図 雪舟筆>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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