民謡名称 | てまりうた 手まり歌 | 収録時間 | 3:08
| 市町村 | 山口市 | 旧市町村 | 山口市 | 分類 | 子供の遊びと童歌 | 伝承地 | 山口市鋳銭司 | 楽器 | | 歌詞 | 船の船頭さんに手ぬぐいもろうて 何にそめようかと 紺屋に問えば 一にゃ沢瀉(おもだか) 二にゃ杜若(かきつばた) 三にゃ桜花 四にゃ御子牡丹(ししぼたん) 五ついやまの千本桜 六つむかしの木瓜(もくげ)の花に 七つ南天 八つ山桜 九つ小梅のちらしにそうて 十で殿御さんと抱いて寝そめた 十一で花のようなる息子をもうけて お宮参りをしょうと思うて 雨もふらんに 風もふかんについようだ そら一かんかした
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れんげ女郎れんげ女郎 れんげのお花はなして泣く 親が無いか子が無いか 親もあるし子もあるが たった一人の娘の子 酒手にとられて今日七日 七日の仕上げをしようと思うて 小母さん方へ帷子一枚借りに行ったら 有るそに無いちゅうてお貸しゃらん やーれ 腹立つ小腹立つ それほど腹が立つならば いんで背戸の木小屋に機(はた)たてて 今日も一反織りおろし 明日も一反織りおろし 織ってしもうて言うことにゃ 東の紺屋へやあろうか 西の紺屋へやあろうか 東の紺屋へやったらば 藍(あい)がでんちゅうて受けとらん 西の紺屋へやったらば 亭主が留守ちゅうて受け取らん 道の中の殿様紺屋へやったらば 藍が出たちゅうて受け取った 紋もちらしもようできた ようできた
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向いの米屋のお夏さん 嫁にもらうが行きゃらぬか 行きましょ行きましょ参じましょ 朝は早よから起きてから 隅から隅までなでおろし 障子のこかげで髪ゆうて 庭におりてじょじょはいて 背戸のたんぽで手々洗(あ)ろて 内にはいって てんてん手拭で手をふいて ちゃんちゃん茶釜で茶をわかし じいさんばあさん茶茶あがれ 何にも茶口はないけれど 牡丹餅黄粉で茶茶あがれ 茶茶あがれ | 伝承者 | 大正11年(1922年) / 男
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