民謡名称 | ぼたんちょうじゃ 牡丹長者 | 収録時間 |
| 市町村 | 宇部市 | 旧市町村 | 宇部市 | 分類 | 舞踊歌 | 伝承地 | 手部市西岐波 床波 | 楽器 | | 歌詞 | やあお国中せばあ豊後(ぶんご)の国よ 豊後国では舟江のご城下 やあ牡丹長者の誉れの次第 ぼたん長者の若三人よ やあ兄が継信弟若丸よ 三と下りて三男三郎 やあこれら三人嫁取りなさる 兄嫁様(さん)なるその国元は やあと同じ豊後の杵築(きつき)のご城下 たあった長者の一人子娘 (ひとりごひめよ) やあ中嫁様(さん)なるその国元は 国を申せばあ日向(ひゅうが)の国よお やあこれも長者の一人子娘 (ひとりごひめ) よ 弟嫁様(さん)なるその国元はあ やあもとをただせば禁裏のひとり 十九になかれのさよての姫よ やあ少しばかりの身の誤りで おうくろ船にと流されました やあ東風(こち)のなみにはゆらゆらゆらり 西の波ではゆらゆらゆらり
(略)
やあ島の太夫さんにゃ拾われました そこで太夫さんの言うやることに やあ国はいずこで名はなにがしか ううらぶねに流されものが やあ国は名前かどう語られようか こおちの波辺はゆらゆらゆらり やあ西の波日はゆらゆらゆらり ゆうらりゆらりで名も百合姫よ やあひとえふつかと日がたつうちに 縁は異なもの不思議なものよお やあ牡丹長者に貰(もら)われまして 三の三郎の御内儀様よ やあひとえふつかと仲良く暮らす しばし月日のあいたつうちに やあ仲の良いのが兄嫁二人 仲の悪いは弟嫁(おとよめ)一人 やあ或る日兄嫁中嫁よんで なあんと中嫁どうおもやるか やあわしが憎いはあの弟嫁よ どうかしたらあの弟嫁よ やあ島の太夫さんに追い返さんと いつかいつかと折をば待たる やあ明けりゃ正月十一日よ ことしゃ日本の祝になるて やあ長者方では帳とじ始め 大工さんではのみ打ち始め
(以下略) | 伝承者 | 明治43年(1910年) / 男 大正02年(1913年) / 男 昭和06年(1931年) / 男 昭和02年(1927年) / 男 昭和09年(1934年) / 男 大正15年(1926年) / 男
|
|