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民謡名称いのこまつりのうた
亥の子祭の歌
収録時間
2:19
市町村下関市旧市町村下関市分類祝い歌
伝承地下関市蓋井島
楽器
歌詞亥の子や亥の子や明日の晩は
寒祭りとーからこんガラスがくだるとえ
何匹づーれてくだるとえ
三匹づれてくだるとえ
先(さき)のこんガラスはもの言わぬ
後(あと)のこんガラスももの言わぬ
中のこんガラスが言うことにゃ
そらまだ弟の千松が
まんだ七つにならねども
お馬の上から飛び降りて
五尺のたもとに矢をうけて
本願どうじのほうびには
犬ほうづきを舟に積み
舟は中積み押しこんで
簀板(すいた)を買うて門に立て
門のまわりに杉植えて
杉の上にと鳥とまり
せんと自鷺パッと散る
むかのおばよに白糸かって
二羽でもどそ、おら庭はかん
めしたきなれこそ庭はきまわる
三羽でもどそ、おらさんおかん
さん屋なれこそさんおきまわる
四羽でもどそ、おら塩売らん
塩屋なれこそ塩売りまわる
五羽でもどそ、おら碁(ご)は打たん
碁屋なれこそ碁を打ちまわる
六羽でもどそ おら櫓(ろ)は押さん
船乗りなれこそ櫓を押しまわる
七羽でもどそ おら質ゃおかん
足らんものこそ質おきまわる
八羽でもどそ おら鉢ゃおかん
魚屋なれこそ鉢おきまわる
九羽でもどそ おら鍬(くわ)打たん
鍛治屋(かじや)なれこそ鍬打ちまわる
十羽でもどそ おら字は書かん
町人なれこそ 字書きまわる
でんきちやでんきちや
でんでんぐるまに飛び乗って
ヨイヤセ ヨイヤセ
伝承者明治36年(1903年) / 男

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