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民謡概要コンテンツ

民謡名称かみすきうた
紙漉歌
収録時間

市町村岩国市旧市町村岩国市分類作業歌
伝承地岩国市小瀬亀ケ迫
楽器
歌詞ヤーレ 恋し小川(こがわ)の鵜(う)のとりゅー見やれヨー
鮎(あゆ)を銜(くわ)えてノーヤレ 瀬をのぼるヨー

ヤーレあなたみたよな 牡丹の花がヨー
咲いておりますノーヤレ 来る道にヨー

ヤーレわたしゃこのごろ この四五日はヨー
生木いかだでノーヤレ 気が浮かんヨー

おまやあ百までヤーわしゃ九十九まで
鬢(びん)に白髪(しらが)の生えるまで

昼はとんとことんでヤー桶の輪をしめる
晩にゃぬしさんのこしゅう締める

何の因果にヤー紙漉きなろうた
冬の寒いのに水仕事

あなたさんじょう柿ヤー高い木のずくし(熟)
なんぼ思うても手はたわん

ちょっと出しますヤー薮から笹を
つけてください短冊を

花は二度咲くヤー若さは一度
若さ恋しやもうひとたび

恋し恋しとヤー鳴く蝉よりも
なかぬ蛍が身をこがす

今度来るときゃヤーもて来ておくれ
富士の高嶺の白雪を

来るか来るかとヤー待つ夜にゃ来ずに
待たぬ夜にゃ来てかどに立つ

三十過ぎてもヤー子の無い人は
いりせ恐ろしから女

かわゆてかわゆてヤー目が許されぬ
しんが他人でありながら

あなた川上ヤーわしゃ川のすそ
書いて流しゃれ恋の文

おまえさんとならヤーわしゃどこまでも
江戸や駿河のはてまでも

沖のかもめにヤー潮どき問えば
わたしゃ立つ鳥波にとえ

波にとうたらヤー風にとえとえーと
風が吹きゃこそ波も打つ

竹に雀はヤーしなよく止まる
とめてとまらん色の道

梅にゃうぐいすヤーしなよく止まる
とめてとまらぬ色の道
伝承者明治31年(1898年) / 女

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