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2020/01/27 【文化財小話】出土した埋蔵文化財を見に行きませんか?

 現在、周知の埋蔵文化財包蔵地(遺跡)は全国で46万カ所を超え、毎年約9千件もの発掘調査が行われています。山口県内にも約3千カ所の遺跡が確認されています。

 出土した埋蔵文化財は、法的には拾得物(落とし物)として扱われます。6ヶ月の間に所有者が現れず拾得物が文化財と認められた場合は、原則的に都道府県の所有物となります。ただ、埋蔵文化財は貴重な国民の共有財産です。そのため、大切に保存するとともにできるだけ公開するなど活用に努める必要があります。

 そのため、埋蔵文化財の発掘調査成果を公開する事業が全国各地で行われています。文化庁でも平成7年度から毎年、全国で話題を集めた発掘調査成果を広く集め、全国を巡回する「発掘された日本列島―新発見考古速報展―」展を開催しています。今年度で25回目を数え、令和元年6月1日(土)「江戸東京博物館」を皮切りに、全国5カ所で速報展示会が開催されています。最も近い開催場所は福岡県大野城市「大野城心のふるさと館」で、開催期間は、令和2年1月18日(土)~令和2年2月26日(水)です。
今年度の展示テーマは次の3つです。
(1)『新発見考古速報展』
(旧石器時代~近世までの注目を集めた12遺跡を速報展示)
(2)特集1『福島の復旧・復興と埋蔵文化財』
(震災から8年。発掘調査成果として、福島県沿岸地域の魅力的な歴史文化の紹介)
(3)特集2『記念物100年』
(史蹟名勝天然紀年物保存法施行から100年。30遺跡、約570点の出土品等の展示)
 都合のつく方は、この機会にぜひ全国の埋蔵文化財の優品に親しんでみませんか?

 しかし、興味はあるけれど、ちょっと遠いな・・・と感じられている方に朗報です。県内にも発掘調査速報展示を開催している機関や、地元の遺跡から出土した遺物を展示している場所がいくつもあります。例えば、(公財)山口県埋蔵文化財センターが現在開催中の『掘っちょる山口2018』(3月6日まで)は、昨年度の発掘調査成果を展示しています。併せてスポット展示も公開中です。
 また、一昨年度の発掘調査成果を県内7カ所で行っている巡回展示は、現在長門市「ながと歴史民俗資料室」(1月27日まで)で開催中、その後、宇部市「学びの森くすのき」(2月1日~2月28日)で開催されます。

 下関市立考古博物館では、昨年度の発掘調査成果の速報展示として『掘ったほ!下関2019』(2月23日まで)を開催しています。

 その他にも、過去の発掘調査の出土品を常設展示している市町の施設が多数ありますので、開館時間や休館日などを確認され、最寄りの機関に足を運んでみませんか?驚きや新しい発見に出会えるかも?しれませんよ。(N)



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