一般向け 説明 | 毎年11月9日の壬生神社秋季例祭の前夜祭に、拝殿で舞われる神楽。一般に伝えられている神楽には、悪疫流行の排除、五穀豊穣の祈願、雨乞い、怨霊の鎮圧、祖先の崇拝、他所からの伝授など、その起源について、何だかの伝承があるのが通例であるが、この神楽には、こうした伝承がないままに 300年余りも続いてきていると言われ、13の曲目が奉納される。 神楽舞いが奉納される壬生神社は、社伝によれば、808年(大同3)に、豊浦二の宮(現在の下関市長府の忌宮神社)から勧請したと伝えられている。元は、壬生大明神と呼ばれ、「風土注進案」に、壬生大明神は神功皇后のことと記されているが、1871年(明治4)に、壬生神社と改称され、現在の祭神は、タカオカミ・神功皇后・仁徳天皇の3神である。 |