文化財名称 | すおう・ながとのつじどうのしゅうぞく 周防・長門の辻堂の習俗 | 指定 | 国指定 |
市町 |
| 区分 | 記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財 | 時代 |
|
一般向け 説明 | 県内の各地に数多くある「辻堂」、「お堂」、「休み堂」、「地蔵堂」、「薬師堂」、「観音堂」、「大師堂」、「釈迦堂」、「阿弥陀堂」などと呼ばれて、人々に親しまれ、信仰の対象として行われてきた行事など。旧道に沿った村里近くに、吹き抜け、あるいは、三方を板で囲いをした簡素な堂内に地蔵尊、薬師如来像、弘法大師像、釈迦像、阿弥陀如来像などを安置し、村人達の社交・親睦のために利用されたり、講中(信仰する人々の集まり)で読経や供養が行われたりしてきた。また、道行く人々の休憩場所となったり、旅人を接待したりして、寺社ほど格式ばることのない日常の信仰の場となっていた。近年、それらの習俗が少しずつ衰退してきているので、記録を作成し保存して、後世に伝えようとするものである。 |
小学生向け 説明 | 県内の各地に数多くある「辻堂」、「お堂」、「休み堂」、「地蔵堂」、「薬師堂」、「観音堂」、「大師堂」、「釈迦堂」、「阿弥陀堂」などと呼ばれて、人々に親しまれ、それを信じる心にしたがって行われてきた行事などのことです。堂内に、地蔵尊、薬師如来像、弘法大師像、釈迦像、阿弥陀如来像などが置かれ、村人達のお付き合いに利用されたり、信じる人々が集まる講中で、お経を読んだり、供養が行われたりしてきました。また、道行く人々の休憩場所となったり、旅人を接待したりして、寺や神社ほどの堅苦しさがない日常生活の中で、神や仏を信じて心を安らげる場所となっていました。近ごろ、それらの習わしが少しずつ衰えてきていますので、記録を作って残し、後の世に伝えようとするものです |