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文化財の概要コンテンツ

文化財名称ちょうおんどう
潮音洞
指定県指定
市町周南市区分記念物時代江戸時代
一般向け
説明
  潮音洞は周南市にある潅漑用隧道。山口市長沢池、柳井市新庄水路、宇部市常盤池などとともに、萩藩領内における潅漑事業として記念すべきものの一つ。
  鹿野地区は土地が台地状に高まっているので川の流れを農業に利用することができなかった。そこで鹿野町の岩崎惣左衛門(いわさきそうざえもん)は、鹿野盆地の東にある漢陽寺の裏を流れる錦川の支流渋川の水を鹿野側に引けば農耕に役立つと考え、1651年(慶安4)、藩の許可を得て、自費で漢陽寺の裏山を刳り貫いて水を鹿野の台地に引く工事に着手した。工事は1654年(承応3)に完成。新しい田の開発を行うことが目的であったが、結果としては多くの農業者の用水不足を補うことにもなった。この水路は取水口から洞入口まで270m、洞の長さ88m。
小学生向け
説明
  潮音洞は、周南市の漢陽寺(かんようじ)裏山にある潅漑(かんがい)用のトンネルです。取水口から洞入口までは270m、洞の長さは88mに及びます。
 鹿野地区は台地であるため水の便の悪い土地柄でした。そこで、鹿野の岩崎惣左衛門(いわさきそうざえもん)は、1651年(慶安4)、藩の許可を得、私財を投じて鹿野の台地に水を引くトンネル工事を開始しました。漢陽寺の裏山をけずり、つらぬいて、工事が完成したのは1654年(承応3)のことでした。
 山口市長沢池、柳井市新庄水路、宇部市常盤池などとともに、江戸時代の潅漑事業の一つとして注目されるものです。
画像<潮音洞>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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