文化財名称 | いのうえやまきょうづかしゅつどひん 井上山経塚出土品 | 指定 | 県指定 |
市町 | 防府市 | 区分 | 有形文化財 | 時代 | 平安時代 |
一般向け 説明 | 防府市役所南側にある井上山(標高55m)の経塚からみつかった埋納品である。 銅経筒1口・紙本墨書法華経8巻・白磁壺形合子1口・銅銭1枚が出土している。 銅経筒は鋳銅製で総高34㎝、蓋の高さ12㎝の内9.4㎝の宝塔形のつまみがある。類例が簡略化されるのに対し精巧で優美である。筒には「物部氏」の銘が彫られている。法華経は一行17字の古来からの原則に従った写経で奥書はない。銅錢は1078年に初めて鋳造された「元宝通宝」である。 本出土品は、平安時代後期に製作されたものと思われ、山口県域の経塚の特色をとらえる上で貴重である。 |
小学生向け 説明 | 防府市役所南側にある井上山(標高55m)に築かれた経塚の出土品です。経塚は、お経を写して筒にいれて地中に埋めている塚です。埋められていた遺物は次の通りです。
・銅経筒1:銅製で高さ34㎝。筒に「物部(もののべ)氏」の名がほられています。 ・お経8巻:一行17字の古くからの書き方です。 ・銅錢1 :「元宝通宝」(初めてつくられた年は1078年)
出土品は今から1000年~1100年前の平安時代のものです。 |