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文化財の概要コンテンツ

文化財名称はんぽんだいはんにゃきょう
版本大般若経
指定県指定
市町防府市区分有形文化財時代鎌倉時代
一般向け
説明
 この版本大般若経は、1299年(永仁7)3月の開版年記があり、鎌倉時代の版本大般若経として県内で最も古いものである。転読に使用されることが多い大般若経が、全600帖の内576帖も伝わっている事はまれなことであり、版本大般若経の遺例として、県下最古・最多のものとして注目される。
 各巻の墨書奥書によれば、開版後間もない1301年(正安3)に阿波国(徳島県)一松別宮宝蔵寺に納入され、その後、伊予国(愛媛県)三嶋別宮を経て、江戸時代の元禄年間(17世紀終期)までには阿弥陀寺の所蔵となったことが知られる。         
小学生向け
説明
 今から700年前の鎌倉時代の木版本です。全部で600冊の内、576冊が伝わっている事はまれなことです。本の最後の書によれば、1299年に木版印刷され、四国の徳島県や愛媛県の寺をへて江戸時代の中ごろ、この寺のものとなったことがわかります。            
 印刷年代のわかる鎌倉時代の木版本・大般若経としては県内で最も古い貴重なものです。                     
画像<版本大般若経>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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