一般向け 説明 | 縦108㎝、横62.5㎝、厚さ2.1㎝のヒノキあるいはヒバ材の1枚板で作られている額。表には、大内氏の氏寺である興隆寺の山号「氷上山」の文字が行書体で彫り込まれている。文字の大きさは21~23㎝角で、金箔の痕跡が認められ、それを幅約 2.5㎝の二重の枠で囲んでいる。額縁は失われているが、天地各2カ所に懸けるための金具が付いていたと思われる穴があいている。裏に彫り込まれている文字などから、大内政弘の願いによって建立された法界門に懸けるために1486年(文明18)に作られた額で、文字は後土御門天皇の筆によるものであることがわかる。山口県内で現存する扁額の中では最も古く、最も大きいものである。 |