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文化財の概要コンテンツ

文化財名称きゅうかみのせきばんしょ
旧上関番所
指定県指定
市町上関町区分有形文化財時代江戸時代
一般向け
説明
 上関町長島に所在する、桁行11.66m、梁間3.86m、本瓦葺きの木造入母屋造り、四面に下屋(一部土庇)をもつ、町所有の行政建築物である。
 番所とは、江戸時代、萩藩が国境または海陸の要衝に設けた見張り所で、通行人や船舶の取締り、運上銀(税金)の徴収事務などを行った施設であり、鬼瓦には萩毛利家家紋がついている。この上関番所は、はじめ長島の四代(しだい)に1632年(寛永9)に設置されていたものを、利便性や朝鮮通信使の寄港などを考慮して、1711年(正徳1)に御茶屋などのある上関に移築したものである。この建物は赤間関の番所にならって建てられたというが、県下には番所の遺構を止めるのはこれが唯一である。藩政時代初期の数少ない行政機関の遺構としてたいへん貴重である。平成8年移築復元され、建築当初の姿によみがえった。
小学生向け
説明
 この建物は上関町にあります。番所とは、江戸時代に萩藩が国境または交通の重要な場所につくった見張り所で、通行人や船のとりしまり、運上銀(うんじょうきん=税金のこと)の徴収(ちょうしゅう)事務などを行った施設です。
 この上関番所は、はじめ上関町長島の四代(しだい)に1632年に設置されていたものを、利便性や朝鮮通信使の寄港などを考えて、1711年に上関に移したものです。
 この建物は、赤間関(いまの下関)の番所にならって建てられたといいますが、県下において番所の遺構をとどめるのはこれが唯一のものです。
画像<旧上関番所>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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