一般向け 説明 | シダレザクラは枝の垂れるサクラ。このシダレザクラは旧むつみ村の北部、阿武町境に近い高佐上辻山のスギ林の中にある。現在は山林となっているが、もとは矢島家の旧宅があった場所。花の特徴から、エドヒガンという品種のシダレザクラ(別名イトザクラ)である。 高さは約15.8mと県下最大で、主幹の根元の周囲は約3.2m、目の高さの幹周り2.26m。地上4.9mで二つの幹に分かれ、さらに上方に向かって延び、そこから各方向に枝を伸ばしている。枝張りは東約6.2m、西約10m、南約7m、北約11.3mで、樹形はほぼ均整のとれた傘形をなし、樹勢は旺盛である。開花時期はおおむね四月上旬である。 旧宅地や周辺の畑にスギが植林され、山林となったが、シダレザクラは周囲のスギを切るなどして大切に保護されている。 |