一般向け 説明 | 大波野の4地区に伝わり、5年に1度は、そのうちのいずれかの地区の神社(今は、公民館など)で、10年に1度は、八幡八幡宮に奉納されている神楽。昭和55年からは、毎年、八幡宮の春の例祭に奉納されるようになった。10年に1度の式年祭には、神社の境内に、8本の竹柱を立て、むしろを敷き詰めた3間×3間半(およそ5.4m×6.3m)の神殿(舞場)が作られ、14の曲目が演じられる。お囃子に使う金属の打楽器の鉦に刻まれている銘から、1781年(天明1)には、あったことが分かり、舞子の持ち物が重んじられることや、曲目に出雲神話が語られることなどから、出雲流の神楽に属するものではないかと思われる。演じ方に中世以前の芸能を思わせる部分が多く残っていて、注目されている。 |