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文化財の概要コンテンツ

文化財名称はぎしはまさきでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく
萩市浜崎伝統的建造物群保存地区
指定国指定
市町萩市区分重要伝統的建造物群保存地区時代江戸時代
一般向け
説明
  わが国の多くの主要都市は、近世城下町に源流を持つものであり、すでにその大半は昔日の面影を失っています。しかしながら、萩市は現在においても城下町としての町割りをよく遺し、しかも構成や規模の点においても、その典型と呼ぶにふさわしい遺例となっております。
 萩市浜崎地区は、江戸時代に西廻り航路の荷揚げや漁獲類の水揚場であった萩港を背景に商家町として成立したものであり、廻船問屋、船宿、海産物卸・加工業などを通じて栄え、その町筋には江戸期から明治・大正・昭和前期にかけての浜崎商人の活躍を物語る100棟以上の伝統的な町家や土蔵が、江戸期の町割りに沿って周辺環境と一体になって建ち並んでおり、江戸時代から昭和前期にかけての日本海側の交通・交易、海産業の拠点としての歴史的・伝統的景観を形成しているものと認められるものであります。
 当該地区自体が全国的に見ても重要な文化財としての価値を持っていることは勿論のことですが、すでに同市内において重要伝統的建造物群保存地区に選定されている武家屋敷地としての「堀内」・「平安古」両地区と併せて見ると、萩の城下町としての歴史的・伝統的景観が複層的、総合的に理解できます。
小学生向け
説明
  日本の街は、昔は城下町であった所が多くありますが、現在その多くの町はすでに昔の面影を失っています。しかし、萩市は今も城下町としての町の様子をよく残し、しかもそのつくりや大きさにおいても、城下町の典型と呼ぶにふさわしいところです。
 萩市浜崎地区は、江戸時代に西廻り航路の荷揚げや漁獲類の水揚場であった萩港を背景に商家町として成立したものです。廻船問屋、船宿、海産物卸・加工業などを通じて栄え、その町筋には江戸期から明治・大正・昭和前期にかけての浜崎商人の活躍を物語る100棟以上の伝統的な町家や土蔵が建ち並んでいます。江戸時代から昭和前期にかけての日本海側の交通・交易、海産業の拠点としての歴史的・伝統的景観を残っているのです。
  萩市内には、武家屋敷地としての「堀内」・「平安古」地区、商業地域としての「浜崎」地区の合わせて3つの地区が重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。萩市に城下町の歴史的・伝統的景観が大切に保存・継承されている証拠でもあります。
画像<萩市浜崎伝統的建造物群保存地区>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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