一般向け 説明 | 石城神社は光市塩田に鎮座した古社である。桁行5.54m、梁間2.85m。正面入母屋造り、背面切妻造り妻入り、こけら葺き、四囲に縁をめぐらせた春日造り(かすがづくり)の建物である。社伝によると現在の本殿は1469年(文明1)に大内政弘が再建したものであるという。 春日造りとは、切妻屋根の妻を正面とし、その正面側に庇(ひさし)を付けた形式の社殿で、奈良春日大社の本殿が基本的なものであるところからその名がある。春日造りの社殿は小規模のものが多いが、石城神社本殿は大きく立派なものである。後の一間が内陣、前面二間が外陣であるが、内陣が一段高く構えられている。社殿の正面及び側面にある蛙股は、古式による秀作である。 |