一般向け 説明 | 萩市堀内に建てられている。木造切妻造り、腕木門両袖くぐり戸付き、本瓦葺きの門である。桁行7.8m、梁間2.1m、棟高は4.45mである。扉は内開きの板扉、八双、乳頭金物付、内部に閂金具が付く。この門は、堀内地区惣門通り西詰北側に所在した長州藩永代家老福原家(石高11,314石余)の萩屋敷のもので、現在もその跡地は遺されている。 屋敷建物は維新後菊屋家に引き渡された後解体されたが、この門も解体されて、菊屋家の蔵に格納されていた。1931年(昭和6)に田中義一が川上村に発昌寺を創建した際、菊屋家から寄贈されてその山門となった。その後1975年(昭和50)に萩市が譲り受けて現在地に移築した。この門の建築年代は江戸時代中期と見られる。 |