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文化財の概要コンテンツ

文化財名称みしまのかめせいそくち
見島のカメ生息地
指定国指定
市町萩市区分記念物時代
一般向け
説明
 萩市見島の南東部には広い平地があり、多くのため池がつくられている。特に八丁八反と呼ばれる水田地帯には、それぞれの田に小さなため池があり、カメの生育には好適な場である。指定当時は、イシガメとクサガメが多数生息していたとされるが、1996年(平成8)の調査ではイシガメは確認できなかった。指定地は広さは約2万㎡の「片くの池」である。ときどき水際の石の上でカメの休んでいる姿が見られる。
 6月~7月、クサガメの雌は生息場所から山際に移動して産卵していると推測されため、道路・河川改修の影響が心配されており、一部、移動に配慮した工法もとられている。
 イシガメは日本の特産種で、県内各地の池沼に生息する。雑食性で、幼生はゼニガメといわれ飼育される。クサガメは日本のほか朝鮮半島、台湾、中国などに住み、後肢のつけ根から悪臭を出すのでこの名がある。
 日本海に浮かぶ見島は、約6万~1万年前、地球の全体が寒くなって海面が低下したときは本州と陸続きであった。その後暖かくなり、海面が上昇して島となったものである。 これらのカメそのものは本州の各地に生息しており、珍しい動物ではないが、見島が本州と陸続きであった時代から生息していた動物として特に指定されている。
小学生向け
説明
 見島(みしま)は萩(はぎ)から44km離れたところにある、周囲18kmのはなれ島です。この見島の南東部のため池には、イシガメとクサガメがたくさん生息しています。生息地は広さは約2万㎡の「片くの池」で、ときどき水ぎわの石の上でカメの休んでいる姿が見られます。これらのカメそのものは本州の各地に生息しており、めずしい動物ではありませんが、約6万~1万年前、地球の全体が寒くなり海面が低下して、見島が本州と陸続きであった時から生息してきた動物として指定されています。
画像<見島のカメ生息地>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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