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文化財の概要コンテンツ

文化財名称よたがりゅうばい
余田臥龍梅
指定国指定
市町柳井市区分記念物時代
一般向け
説明
 柳井市余田の赤子山(標高230m)の北、標高50mの傾斜地にある。梅の老木で室町時代のものと伝えられる。野生の梅だとする説もあるが、日本の梅は、日本に自生していたものもあるという説と、すべて中国から持ち帰ったものが野生化したものであるという説があり、どちらとも言えない。余田の臥龍梅が、昔からここに生育してきたことは事実である。
指定時は、根元の周囲は約5.5m、根元より四本の幹に分かれて、支幹が途中から地面に着地し、そこから上部に再び枝を出した枝張りが龍の伏す姿に似ていたためこの名がある。四本の幹は、東に8.6m、西に11.3m、南に7.8m、北に11.7m伸び、全体の枝張りは東西23m、南北20mであった。
 老木は台風で倒れて枯れたが、現在では四方に伸びた幹が地について、十数本の独立の株となり、全体として梅林のように広がっている。毎年早春に見事な一重小輪の白い花を咲かせる。病害虫のより樹勢の弱った株もあるが、地域の人々によって害虫防除などの樹勢が回復措置が講じられている。
 野生の梅として、全国で天然記念物に5件指定されているが、県内ではこの梅だけである。かつて、この地は梅林と呼ばれるほどであったが、明治維新前に、畑地にするため、この老木だけ残して伐採したという。
小学生向け
説明
 柳井市余田の赤子山の北、標高50mの山すそにあります。野生の梅の老木で室町時代のものと伝えられています。むかしは、根元の周囲約5.5m、根元より四本の幹に分かれて、別れた幹の様子が龍(りゅう)の姿に似ていたため、このように呼ばれています。
 老木は台風でたおれてかれましたが、現在では四方にのびた幹が地について、10数本の独立の株となり、全体として梅林のように広がっています。毎年早春にみごとなひとえの小さな白い花を咲かせます。
画像<余田臥龍梅>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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