文化財名称 | なぐわかじかがえるせいそくち 南桑カジカガエル生息地 | 指定 | 国指定 |
市町 | 岩国市 | 区分 | 記念物 | 時代 |
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一般向け 説明 | カジカガエルは、アオガエル科のカエル。生息地は錦川の中流、岩国市美川町南桑の南桑駅から上流の約2.5kmの河川敷。川幅は約60m、日ごろは、水深は数十cm以内で浅く、れきの一部は水面上に出ている。 カジカガエルは本州、四国、九州に分布する。体色は濃いこげ茶色で、雌は雄に比べるとかなり大きく、体長は雄3.5~4cm、雌5~7cmである。前足には4指があり、吸盤をもつが、水かきはほとんど認められない。後足は大変長く、跳躍力に優れる。 河原の石の間やコケのはえた岩の上などで生活し、七月中旬ごろ、よどみの石の間や草の根などに寒天質におおわれた卵塊を産む。七~八月の繁殖期にさわやかな美声を発す。近年生息数が減少する傾向にあり、錦川本流の指定地より、約2km上流で合流する支流の根笠川の方に多く生息しているという。 |
小学生向け 説明 | カジカガエルは、アオガエルの仲間で、体の色がこげ茶色をしていて、本州、四国、九州に生息しています。ここの生息地は、岩国市美川町南桑の錦(にしき)川の中流の河原で、川はば約60m、日ごろ、水の深さは数十cm以内で、河原の石の一部は水面上に出ています。カジカガエルは河原の石の間やコケのはえた岩の上などで生活し、7月中じゅんごろ、よどみの石のあいだや草の根などに寒天のようなものにおおわれた卵を産みます。7月から8月にかけてさわやかな美しい声で鳴きます。 |