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文化財の概要コンテンツ

文化財名称すさこうやまのじしゃくいし
須佐高山の磁石石
指定国指定
市町萩市区分記念物時代
一般向け
説明
 須佐湾北東にそびえる高山(標高532.8m)は、ほとんど全山が約1300万年前にマグマが冷え固まってできた斑れい岩からなる。斑れい岩は深成岩の一種で、黒っぽい色をしており、高山の山頂部の、かなり広範囲に散らばって出ている。
 山頂部の斑れい岩は異常に強い磁気を帯びており、昔から「磁石石」と呼ばれてよく知られている。頂上に近い岩塊が磁性が最も強く、磁石石の近くに磁針を近づけると引きつけられる。磁針を移動させると、わずか10数cmで磁針の向きが反転する場合さえある。また、落ちている石の岩片を磁針に近づけても、磁針が大きく振れる。磁力は頂上を遠ざかるに従って次第に弱くなる。
 磁石石は、落雷に伴う大電流によって強い磁気を帯びたものといわれ、学問的に貴重である。なお、磁鉄鉱でない岩石がこのように強い磁性を帯びることは珍しい。
小学生向け
説明
 須佐湾(すさわん)の北東方向にある高山(こうやま)は、ほとんど山全体が、深成岩(マグマが地下で冷え固まってでき岩石)の一種の黒っぽい色をした、はんれい岩という岩石からできています。高山の山頂に散らばっている岩石は、異常に強い磁力をもっており、むかしから「磁石石」と呼ばれています。頂上に近い岩の磁力がもっとも強く、磁石石の近くに磁針を近づけると引きつけられます。また、落ちている石の岩片を磁針に近づけても、磁針が大きく振れます。磁石石は、かみなりによって強い磁力をもったものといわれています。
画像<須佐高山の磁石石>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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