一般向け 説明 | 中国で古くから飼育されている鶏で、日本には寛永年間(1624~44)に渡来したといわれている。その後改良が加えられ、1942年(昭和17)に国指定天然記念物に指定された。 本県にも、かなりの数が飼育されていて、オコッケイ、オゴッケイ、オケラ、オケラコウなどと呼ばれている。特異な外観しており、羽色は白または黒であるが、羽毛が柔らかで長く絹糸のようである。五本の趾(足の指)をもっていて、頭部に桑の実のようなとさかがある。性質は温順で、体質は強健とはいえない。 体内には、メラニン色素(黒色の色素)が沈着しているので、とさかが紫色になるほか、皮膚や脚、肉、骨など全てが黒い。この色素の沈着を起こす遺伝子はまだわかっていない。 現在、中国の江西省・福建省・広東省などに、日本の白色烏骨鶏によく似た糸毛烏骨鶏がいる。 |