一般向け 説明 | アオバスは、ハスの一種。西円寺は長門市青海大橋の北東方約2km、仙崎の大日比にある。このアオバス(青蓮)は、境内の青蓮の池(6.7㎡)に生育する。花びらの多いシナバスの俗称、廬山白(ろざんしろ)と称する品種で、白色の花をつけ、ハスの中で最も美しいとされる。 六月下旬から八月にかけて開花し、見ごろは七月上旬。蕾は長さ10cm、周囲35cm。蕾のときは青色、開花時には純白となる。毎年25~30の花が開花する。花びらは80~100枚。花びらの大きさは、外側は長さ45cm、幅23cm、内側は長さ35cm、幅9cmである。葉柄、花柄の長さは約1.12m、周囲は約6cm。葉の径は約65cm、約20の葉脈が走る。 シナバスは古くは鎌倉時代に道元禅師が中国から持ち帰っており、江戸時代中期以降は盛んに輸入されたといわれている。寺伝では、当寺の和尚が1822年(文政5)に知人から種子を譲り受け、西円寺の池に播種したという。県下では唯一のもの。 |