一般向け 説明 | 妙見社は山口市徳地八坂の国道489号から約300m東寄りにある。この境内にある大イチョウは、樹齢700年は経ているものと推定される。 根元の周囲11m、目の高さの幹周り8.3m、高さ約35m、枝張りは約12mあり、根元の周囲では県下最大である。雄樹であり、樹勢はすこぶる旺盛である。イチョウの大木は雌樹が多く、雄樹は珍しい。地上約3mの下枝は、第ニ次大戦中に、付近の畑地の食糧増産に害があるということで、切り落としたといわれ、今でも切跡を残している。枝の間にはネズミモチ、シュロ、ツルマサキ、ジャノヒゲ、オモト、ナツヅタ、ヒガンバナなどが一面に着生している。幹には空洞があってツルマサキの幹が伸びており、昔は中にヤマカガシが生息していた。 このイチョウの大樹は、周りに大きい木がなく遠くからもよく望まれるため、昔、農民はこの木の黄葉によって麦まきの時期を知ったという。 |