文化財名称 | だいかくじのびゃくしんきょじゅ 大覚寺のビャクシン巨樹 | 指定 | 県指定 |
市町 | 阿武町 | 区分 | 記念物 | 時代 |
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一般向け 説明 | ビャクシンはヒノキ科、イブキの変種で長い針状の葉をつけるもので、方言ではビャクダンという。大覚寺は阿武町奈古駅の北東方約500mにある古い寺である。ビャクシン巨木は、寺の参道両側に一本ずつある。本堂に向かって右側の方が大きく、根元の周囲5.25m、地上で直ちに三つに分かれ、周囲はそれぞれ1.6m、2.6m、2.3mで、中央のものが最も大きい。高さは15m、枝張り12mに及び、樹勢は旺盛である。 左側は根元の周囲5.2m、胸の高さの幹周り3.2m、地上1.7mで二つに分かれ、枝の周囲はそれぞれ2.1m、1.75m、高さ17m、枝張り7.5mに及んでいる。樹勢はやや弱る。 この寺は、元は光応寺(こうおうじ)と呼んでいたのを、1611年(慶長15)に大覚寺と改め、境内も整備したという。西方約2kmの海岸付近にビャクシン自生地があり、このころ、自生地から採取して、植えたものと思われる。 |
小学生向け 説明 | ビャクシンはヒノキの仲間です。長い針のような葉をつける木で、方言ではビャクダンといいます。大覚寺は阿武町にある古い寺で、ビャクシン巨木は、寺への参道の両がわに一本ずつあります。本堂にむかって右がわの木は根元の周囲が5.25m、左がわの木は根元の周囲が5.2mあります。 この寺は、江戸時代のはじめごろに大覚寺と名前をかえ、けいだいを整備したとき、2kmはなれた海岸付近のビャクシン自生地からとってきて、植えたものとおもわれます。 |