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文化財の概要コンテンツ

文化財名称おおみじまはちおうじやまたちばなじせいほくげんち
青海島八王子山タチバナ自生北限地
指定県指定
市町長門市区分記念物時代
一般向け
説明
 タチバナはミカン科の常緑亜高木、野生のミカンである。自生地は長門市大字仙崎、青海大橋近くの八王子山の海に面した南斜面、標高約50mの林中。この地には、昔は多数自生していたが伐採されて現在はただ1本が残っている。
 このタチバナは、地上約20cmで周囲が1mあり、そこで三本の枝に分かれ、その上でさらに一枝を出している。六月ごろ白い花をつける。果実は2.5~3.0cmの大きさで、冬に熟し、ユズ風の香気を放つ。
 台湾以北に分布する暖地性植物で、太平洋岸の自生北限は静岡県であるが、日本海側では、ここを北限とする。1926年(大正15)萩市笠山がタチバナの自生北限地とされたが、その後、笠山のものはタチバナでなく、コウライタチバナであることがわかったので、名称も「笠山のコウライタチバナ自生地」(国指定)に変わり、この地がタチバナの北限地となった。
小学生向け
説明
 タチバナは野生のミカンで、常緑小高木(一年中緑の葉をつける背の少し高い木)です。自生地は長門市にある八王子山の、海に面した林の中です。この地には、むかしはたくさん自生していましが、切られてしまって、現在はただ一本が残っているだけです。このタチバナは、地上約20cmの高さではかると太さが周囲1mあります。六月ごろ白い花をつけ、果実は2.5~3.0cmの大きさで、冬に熟し、ユズのような香りがします。台湾(たいわん)より北の暖かい地域に生育する植物で、日本海がわでは、ここが自生するもっとも北の地です。
画像<青海島八王子山タチバナ自生北限地>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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