文化財名称 | ちょうふしょうえんじのおおいちょう 長府正円寺の大イチョウ | 指定 | 県指定 |
市町 | 下関市 | 区分 | 記念物 | 時代 |
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一般向け 説明 | このイチョウの巨木は、下関市長府中之町にある正円寺の本堂前左側にそびえる。雌樹で、石垣に囲まれているため根元の周囲は測定できないが、胸の高さの幹周り7.85m、高さは約20mである。地上2.65mのところで五本に分かれ、それぞれ周囲は3.5m、3.15m、3.5m、0.2m、2.55mである。五本の枝はそれぞれまっすぐ上に伸び、樹勢は割合によい。幹からは乳といわれるものが垂れ下がり、つる性のヒメイタビが着生している。 県下のイチョウの巨木は山口市龍蔵寺(国指定)、山口市徳地妙見社(県指定)、上関町常満寺(県指定)にあるが、このイチョウはこれらと並ぶものである。 イチョウの原産地は中国であるが、日本全土に広く植えられている落葉高木で、多くの巨木が知られている。花は四月に咲く。雌株と雄株が別で、雄花は淡黄色で多数の雄しべがあり、雌花は緑色で二つの胚珠がある。 |
小学生向け 説明 | このイチョウは、下関市長府にある正円寺の本堂の前にあります。雌株(めかぶ)で、高さは約20mです。石垣にかこまれているために根元の周囲の長さはわかりませんが、幹(みき)の、大人の胸ぐらいの高さの太さが周囲7.8mあります。地上約2.5mのところで五本に分かれ、その五本の枝はそれぞれまっすぐ上にのびています。木はいきいきとしており、幹からは乳といわれるものがたれ下がり、つるの種類のヒメイタビがついています。県内のイチョウの巨木は山口市龍蔵(りゅうぞう)寺(国指定)、山口市徳地妙見(みょうけん)社(県指定)、上関町常満(じょうまん)寺(県指定)などにありますが、このイチョウはこれらとおなじくらいの大きな木です。 |