文化財名称 | やまぐちしうつぎはたののはなしょうぶじせいち 山口市棯畑のノハナショウブ自生地 | 指定 | 県指定 |
市町 | 山口市 | 区分 | 記念物 | 時代 |
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一般向け 説明 | ノハナショウブは、アヤメ科の多年草。自生地は山口市東部の棯畑、防府市との境に位置する標高487mの山口尾の中腹、標高約380mの山中。ノハナショウブは湿地帯の雑草地約1500㎡にわたり自生している。 開花は六月中~下旬、花の大きさは径約10cmである。色は普通赤紫色だが、ここのものは桃色・白色・黄色・紫色など変化に富み、形態も変種が見られて学術的に貴重である。 ノハナショウブはハナショウブの野生種で、高さは60~120cm、葉の形はハナショウブと同じだが、幅が狭い。九州から北海道に至る全国各地に見られるが、概して中部以北に多い。その他朝鮮半島、中国東北部、東シベリアに分布し、酸性の土壌の日当たりのよい湿地や草原に自生する。 現在、この自生地はフェンスで囲われて保護されている。 近くでは、山口市吉田にも自生していることが知られている。 |
小学生向け 説明 | ノハナショウブは、アヤメの仲間の多年草です。この自生地は山口市棯畑の山の中にあります。しめった雑草地の、だいたい1500㎡のひろさのなかで自生しています。六月に径約10cmの花をつけます。色はふつう赤むらさき色ですが、ここのはもも色・白色・黄色・むらさき色などいろいろあり、形も変わったものが見られ、たいへん貴重です。 ノハナショウブはハナショウブの野生種で、高さは60~ 120cm、葉の形はハナショウブと同じですが、はばが狭いというちがいがあります。 |