文化財名称 | しほんちゃくしょくもうりもとなりぞう 紙本著色毛利元就像 | 指定 | 国指定 |
市町 | 防府市 | 区分 | 重要文化財 | 時代 | 安土桃山時代 |
一般向け 説明 | 防府市多々良の防府毛利報公会の所蔵である。掛幅装で本紙の寸法は縦90.9cm、横44.2cmである。 毛利元就は戦国時代の武将で、安芸国吉田郡山(こおりやま)に本拠をおき、毛利家を一代で中国地方一の大名家に成長させた人物。本図には、侍烏帽子に大紋をつけ、扇を持ち合口をさして座す元就の姿が描かれている。筆者は不明であるが、筆力はのびのびとしており、顔の描写はまことに克明である。相当の名手に描かしめたものであろう。 上方に天正19年(1591)の竜喜の長い賛がある。賛の年記は元就の没後20年であり、図もその頃に作られたものと思われる。賛者の竜喜は京都の東福寺の僧である。 |
小学生向け 説明 | 防府市の防府毛利報公会にあります。寸法は、たて91cm、横44cmです。 毛利元就(もうりもとなり)は戦国時代の武将で、安芸国吉田郡山(こおりやま)に本拠をおいて、毛利家を一代で中国地方一の大名家に成長させた人物です。本図には、侍烏帽子に大紋をつけ、扇を持ち合口をさして座す元就の姿が描かれています。 図の上方には、京都東福寺の僧竜喜が書いた長い賛があります。賛の年記は元就の没後20年ほど経った天正19年(1591)であり、本図もその頃に作られたと考えられています。 |