一般向け 説明 | 所在地 毛利博物館(防府市) 時 代 平安時代~江戸時代
毛利家文書は、戦国大名として中国地方を領有した毛利家に伝わった古文書・系図類を含み、総数1587通ある。これらは江戸時代中頃(18世紀)、萩藩士永田政純の整理により168巻・2幅・1冊に整えられた。附の御什書惣目録1冊は、彼が作成した整理目録であり、その内容は現存する文書の状態と全く一致する。 資料の、上限は平安時代末期の1177年の吉田庄高田原の記録から、下限は江戸時代中期の享保年間に及ぶ。その中心を占めるのは、戦国大名としての地位を確立した室町時代から桃山時代にかかわる文書で1200通を数える。内容は、戦国大名毛利氏の領国支配、一族及び家臣団統制、外交など多方面にわたり、毛利氏が戦国大名として発展する様子がわかり、戦国大名の領国支配を研究する上で欠く事のできない資料である。中でも1557年(弘治3)の毛利元就教訓状は「三本の矢の教訓」として有名である。 |