文化財名称 | にほんあんこくじ ごよういんき 日本安国寺 五葉院記 | 指定 | 県指定 |
市町 | 宇部市 | 区分 | 有形文化財 | 時代 | 室町時代 |
一般向け 説明 | 「日本安国寺」は長門国守護・厚東武実が1339年(暦応2)に建てた東隆寺(現宇部市)のことである。東隆寺では、住持柏岩可禅の時代に五葉院を建立したが、その後年月を経る中で建物の傷みがひどくなったことから、謙室の代に建物の大修理をし、謙室は再建した五葉院を弟子の仁渓に伝えた。 仁渓は、1539年(天文8)大内義隆の遣明使節に加わり、師匠謙室の功績を後世に伝えようとして「五葉院記」の文と書を僧・黄鳳鳴に頼んだ。本書は仁渓の話をもとに中国の僧が記したものであるが、五葉院再建当時の東隆寺の建物配置や周囲の風景などが記されており、厚東氏文化の面影を伝える貴重な資料である。 |
小学生向け 説明 | 日本安国寺は宇部市にある東隆寺のことです。五葉院は東隆寺内に建てられたお堂で、住職謙室の時代に東隆寺内の五葉院が大修理され、謙室は弟子の仁渓に五葉院を任せました。弟子の仁渓は、1539年に中国に渡り、師匠謙室の功績を後世に伝えようとして「五葉院記」の文と書を中国に頼みました。これが「日本安国寺 五葉院記」です。 本書には、五葉院再建当時の東隆寺の建物の配置や周囲の風景などが記されており、厚東氏文化の様子を伝える貴重な資料です。 |