一般向け 説明 | 毎年秋の小鯖八幡宮例祭の時、神社の境内で舞われる代神楽舞。起源は、はっきりとは分からないが、江戸時代の初期に、住民の家内安全・繁昌を祈って、宮内の名子(農民)を伊勢に参らせ、伝承を受けたと言われ、古来、氏神八幡宮の所在地である宮河内地区に伝わり、恒例として、毎年4月16日と10月16日の春秋の大祭に舞われてきた。また、民間の五穀豊穣の祈念あるいは豊作の感謝、悪魔払い、その他の慶事に招かれて行った。特に、普請による慶事の祝いや悪癖病払いなどは、獅子舞によって、悪魔を払い、吉祥を招くという信仰があった。慶事に招かれた時は、獅子は、宝剣をくわえ、御幣を持って、竃神様(農家に祭られている農耕の神)を拝んだ後に御幣を奉納し、悪癖病者の悪魔払いには、その動作として、信者の頭を3回パクパクと噛む所作が伝えられている。 |