一般向け 説明 | 毎年9月8日に、堅田厳島神社の境内で演じられる踊り。奉納される踊りは、腰輪楽、鶏頭楽、花楽の3つがあるが、現在は、腰輪楽・鶏頭楽を念仏踊りと言い、花楽は、子踊りと言って、6~7才の男子6人が境内の舞台で踊るようになっている。 この里が、まだ大森林であった頃、別府の長者・飯田石見守の夢枕に白髪の老人が立ち、「この鎌を持って、この地を開け。」と告げた。長者は、そばに置かれた2枚の鎌で、さっそく、この郷を開いた。しかし、水が出ないので、天を仰ぎ、水を切望したところ、その年の旧暦8月7日の夜、郷にある諏訪明神から、「これより北に弁財天社があり、その神を勧請して祭をすれば、必ず、水が得られるであろう。」というお告げとともに、1本の青竹の杖を授かった。そこで、神に祈り、神楽を奏した後、青竹の杖で水源を探したところ、多量の地下水が噴き出した。これが現在の弁天池で、この水に感謝し、念仏踊りを「定願の踊り」として、この里に人が住む限り奉納することを誓い、伝承してきたと言われている。 |