一般向け 説明 | 7年目毎の4月15日に、田耕神社・堀切・土井ケ浜で行われる祭り。 山側の小野にあった厳島神社(現在は田耕神社に合祀されている)の社伝では、蒙古襲来と結び付けられた伝説があるが、民間では、厳島神社と海側の土井ケ浜にある蛭子社との男女2神の再会の神事であると言われている。江戸時代には、豊浦支藩領と萩本藩領とに分かれていたが、両地の間を数村合同の大掛かりな武者行列の警固を伴うものであったようである。宮座という特別な組織によるきまりがあり、浜殿に行くご神幸の途中や、浜殿での神事や舞いに、古い儀式が伝えられている。何故、このようなことが行われたのか、理由は分からないが、それぞれ生産を異にする山地と浜との和合による式年の祭礼行事を行うことによって、村内の繁栄と秩序を願ったものではないかと考えられている。 |