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文化財の概要コンテンツ

文化財名称ふたおいじまのやまのかみしんじ
蓋井島「山の神」神事
指定国選択指定
市町下関市区分記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財時代
一般向け
説明
 7年目毎の霜月(陰暦11月)15日前後の4日間に、蓋井島で行われる神事。島の南側にある集落の北東方の丘に、「一の山」、「二の山」、「三の山」、「四の山」と呼ばれる森があり、この森に神が存在するという信仰がある。その起こりは、はっきりしていないが、神事の形式は、非常に古く、江戸時代の1796年(寛政8)以後の、「買物覚」や「客人控」などの記録が揃って残されている。祭りの世話をする「当元」には、代々引き継がれてきた4家がなり、その他の各家は、いずれかの山に属している。また、神の送迎奉仕は、「太夫」と呼ばれる神官が執行することになっている。山ノ神に供える月形と日形の大餅や小餅を準備し、4つの森それぞれに、枯木や倒木を円錐状に組み合わせた神籬が作られ、山海の幸などが供えられて祭事が行われる。先祖の神霊(山ノ神)を里の収穫祭に迎え、子孫の人々と相嘗の祭事(その年の新しい穀物を神に捧げる儀式)をした後、再び森に送り帰すという神事ではないかと考えられている。
 この神事は、下関市指定無形民俗文化財でもある。
小学生向け
説明
 7年目毎の陰暦11月15日前後の4日間、蓋井島で行われる神事で、島の集落の北東方の丘の「一の山」、「二の山」、「三の山」、「四の山」と呼ばれる森に神がおられると信じられています。祭りの世話をする「当元」には、代々引き継がれてきた4家がなり、その他の家は、どれかの山に属していて、神の送り迎えの奉仕は、「太夫」と呼ばれる神官が行います。山ノ神に供える月形と日形の大餅や小餅を準備し、4つの森それぞれに、枯れ木などを組み合わせた神籬が作られ、山や海の幸などを供えて祭りが行われます。先祖の神霊(山ノ神)を里の収穫祭に迎え、子孫の人々といっしょに、その年の新しい穀物などを神に捧げる「相嘗祭り」をした後、再び、神霊を森に送り帰すという神事ではないかと考えられています。
画像<蓋井島「山の神」神事>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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