文化財名称 | もくぞうふどうみょうおうりゅうぞう 木造不動明王立像 | 指定 | 国指定 |
市町 | 下関市 | 区分 | 重要文化財 | 時代 | 平安時代 |
一般向け 説明 | 下関市国分寺に安置されている。ヒノキ材による一木造りであるが、両手は別木ではいである。像高は84cm。頭は巻髪(まきがみ)で、弁髪(べんぱつ)を左肩に垂(た)らしている。両眼を大きく見開き、上歯で下くちびるをかみ、二本の歯牙(しが)も下方にかみ出す形である。細部の造形はおだやかであり、怒りの表情は誇張(こちょう)をさけている。体躯(たいく)の肉づけも量感をおさえ、着衣の処理も簡潔で、総じて穏和なふんいきをただよわせている。着衣の裾に折返しをつくるのは珍らしく、弁髪の形態、ひじくしろのこまかな彫法とあわせて仏師の熟達した彫技をうかがわせるものである。 寺伝では智証大師(ちしょうだいし)の作とするが、平安時代前期末10世紀の作と見られる。 |
小学生向け 説明 | この仏像は、下関市の国分寺(こくぶんじ)にあります。 ヒノキの木を彫ってつくられたものです。 仏像の高さは84cmあります。 平安時代につくられたものとおもわれます。 寺では、智証大師(ちしょうだいし)がつくったものと伝えています。 |