文化財名称 | もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう 木造十一面観音立像 | 指定 | 国指定 |
市町 | 山口市 | 区分 | 重要文化財 | 時代 | 平安時代 |
一般向け 説明 | 山口市神福寺観音堂の本尊である。サクラもしくはクス材による一木造りで、像高は45cm。衣紋や胸飾、さらに体全体に掛っている瓔珞(ようらく)などが、極めて細かく、精巧に彫られていることは驚くほどである。十一面観音は頭上に十一面の化仏を戴くが、この像では多くが脱落しており、わずか五面が残っている。両手の指先が欠損しており、また鼻頭や口辺が破損しているので、尊容を害しているのは惜しい。中国で作られたもので、唐代後期の作と考えられる。もと山口の泊瀬(はせ)観音堂の本尊であったが、観音堂の荒廃にともない、神福寺に移された。 この仏像は秘仏で、三十年に一回、御開帳される。 |
小学生向け 説明 | この仏像は、山口市の神福寺観音堂にまつられている本尊です。 サクラかまたはクスでつくられている仏像です。 この仏像の高さは40cmです。 十一面観音は頭上に十一もの面があるはずですが、この仏像では、わずかに五面が残っているだけです。両手の指先が欠けており、また鼻や口もいたんでいるのが残念です。 1200年前の中国でつくられたものとおもわれます。 |