文化財名称 | もくぞうにっこうぼさつりゅうぞう・もくぞうがっこうぼさつりゅうぞう 木造日光菩薩立像・木造月光菩薩立像 | 指定 | 国指定 |
市町 | 防府市 | 区分 | 重要文化財 | 時代 | 平安時代 |
一般向け 説明 | 防府市国分寺の本尊薬師如来の脇侍(わきじ)である。共にヒノキ材の一木造りで、内ぐりは無い。漆に金箔を置いた仕上げである。像高は日光菩薩は180cm、月光菩薩は179cm。脇侍の場合その姿は左右対称に造られるのが普通であるが、左右同じ姿態であり、異例である。宝髪は低く、肩の張りは強く、衣紋線の刀法は鋭い。またひざ前の衣紋の翻波式(ほんぱしき)、条帛端(じょうはくはし)の渦文などに平安初期の特徴を伝えている。しかしその面相はおだやかで、体躯も平安初期の仏像ほど豊満でないので、平安時代末期12世紀頃の作と見るべきであろう。 |
小学生向け 説明 | 防府市にある国分寺の本尊、薬師如来(やくしにょらい)の脇侍(わきじ=まんなかにいる仏のためにその力をつくす仏のこと)です。 両方ともヒノキを材につくられています。 像の高さは、日光菩薩が180cm、月光菩薩が179cmです。 脇侍の場合、その姿は左右対称につくられるのが普通ですが、この像は左右同じ姿でつくられている珍しいものです。 平安時代につくられたものとおもわれます。 |