文化財名称 | もくぞうしょうかんのんぼさつりゅうぞう 木造聖観音菩薩立像 | 指定 | 県 指定 |
市町 | 長門市 | 区分 | 有形文化財 | 時代 | 平安時代 |
一般向け 説明 | 長門市能満寺に蔵する。ヒノキ材の一木造りで、像高113cm。宝冠から足まで一材で丸彫りにし、内ぐりをほどこさない。右手を下に垂らし、左手を前にまげて持物をとる形で、蓮華座の上に立つ観音の通常の姿である。彫眼で、胸飾りも彫り出している。左手ひじから先、および右手首から先と両足先をはぎ着けている。彩色があったと思われるが、今はほとんど残っておらず、素地をあらわしている。像容は必ずしもすぐれておらず、衣紋の細く浅いひだなどから、平安時代後期12世紀頃の地方作と見るべきであろう。台座も同じ時代のものと見られるが、破損が著しい。 |
小学生向け 説明 | この仏像は、長門市の能満寺にあります。 ヒノキを彫ってつくられた仏像です。 仏像の高さは113cmです。 頭の上の宝冠(ほうかん)から足まで、一材で丸彫りしたものです。色がつけられていたものとおもわれますが、いまではほとんど残ってなく、木目があらわれています。 平安時代に、地方の仏師(ぶっし=仏像をつくる職人)によって、つくられたものとおもわれます。 |