文化財名称 | そぞうりゅうこうげんじゅぜんじざぞう 塑造竜岡玄珠禅師坐像 | 指定 | 県指定 |
市町 | 山口市 | 区分 | 有形文化財 | 時代 | 室町時代 |
一般向け 説明 | 山口市洞春寺に蔵されている。塑造で総高は70.8cm。円頂(えんちょう)の僧侶の姿で、法衣をつけ、その上に袈裟(けさ)をかける。右手はひじをまげ、右ひざの上で持物をとる形。左手はひじをまげ、左ひざの上に手の平を伏せておく。袖や裳裾を前面に長くたらし、曲に坐す姿である。彩色はほとんど落ちているが、肉体部には肉色彩が、法衣、袈裟などには唐草文様などがほどこされていた跡が残っている。竜岡玄珠は京都南禅寺の住職で、鹿苑院の僧録司であった。1430年(永享2)大内盛見が山口に観音寺を創立したとき、開山として迎えた。観音寺の開山としてまつられていたものであるが、大正時代その観音堂を洞春寺に移築したので、本像も移した。 |
小学生向け 説明 | 山口市の洞春寺にあります。塑造(そぞう)で、像の高さは71cmです。室町時代につくられました。 竜岡玄珠は高僧で、1430年に大内盛見(おおうちもりみ)が山口に観音寺を創立したとき、初代の住職として迎えられました。観音寺の開山(かいさん=お寺をひらいた僧)としてまつられていたものですが、大正時代にその観音堂を洞春寺に移築したので、開山像も移しました。 |