文化財名称 | たち めいためつぐ(きつねがさき) 太刀 銘為次(狐ケ崎) | 指定 | 国指定 |
市町 | 岩国市 | 区分 | 国宝 | 時代 | 鎌倉時代 |
一般向け 説明 | 吉川家の家宝として伝えられてきた太刀。長さ78.8㎝で、腰反りが高く、地刃ともにしっかりしている。鎌倉時代の古青江派・為次の作。1200年(正治 2)、のちに鎌倉幕府2代将軍となる源頼家が、駿河国狐ケ崎(現在の静岡県清水市)で梶原一族を討伐した時、吉川友兼が身につけていた太刀であり、「狐ケ崎」という号(呼び名)が付いている。太刀拵(たちこしらえ)は、当時の武将の間で使用された様式の優れたものである。 |
小学生向け 説明 | 長さ約79㎝の太刀で、鎌倉時代に為次(ためつぐ)という人が造りました。 1200年、源頼家(みなもとのよりいえ。鎌倉幕府を開いた源頼朝の長男)が駿河国(するがのくに。今の静岡県)の狐ケ崎というところで梶原一族を討ち滅ぼしました。そのとき、頼家に従っていた吉川友兼(きっかわともかね)がこの刀を身につけていました。そのため、この刀に「狐ケ崎」という呼び名がついて吉川家の家宝として伝えられてきました。 |