一般向け 説明 | 吉部八幡宮は萩市吉部上にあり、境内には、参道を登ると、中段の参道石畳の両脇に各一本、上段の社殿南側に一本、計三本のスギの巨木がある。樹齢は約500年と推定され、近郷には見られない巨木である。 中段の社殿に向かって参道左側のスギは、目の高さの幹周り6.90m、高さ約33m。右側のものは目の高さの幹周り6.60m、高さ約34m。上段のものは目の高さの幹周り6.30m、高さ約34m。三本とも樹勢は盛んであるが、中段参道右側のものは、こずえの部分が少し枯れている。 山口市の「平川の大杉」や周南市の「大玉スギ」(どちらも国指定)には及ばないが、一つの社地にこのような大樹が三本揃っていることは珍しい。 吉部八幡宮は、鎌倉時代(12世紀末)に現在の亀尾山の地に移されたと伝えられている。 |