一般向け 説明 | 萩市堀内に所在する。桁行13.75m、梁間8.02m面積107.7㎡の平屋建てで、西端を寄棟造り、東端を切妻造りとする桟瓦葺の建物である。主室は八畳と六畳で共に床が付いており、八畳の間には違棚が付く。次の間は四畳、玄関取次の間は三畳台目、ここに置床が付いている。玄関次の間は三畳、つづいて入側の畳廊下があり二畳がある。西側に軒を出して式台玄関を設け、南側には庇縁、北側には濡縁、東側の付庇には畳廊下、縁および便所を付ける。 幕末の古地図によると、梨羽又次郎(大組683石)の屋敷になっている。敷地面積の大きさから他に建物があったと思われるが、現在はこれしか残っていない。 なおこの建物は、昭和51年に、重要伝統的建造物群保存地区に指定された堀内地区の一画に所在する。 |