一般向け 説明 | 所在地 久賀の諸職用具保管施設
用具の分類
分 類 (点) 分 類 (点) 分 類 (点) 石工 用具 173 傘・提灯屋用具 291 紺屋 用具 338 鍛冶屋用具 93 〃 製品 8 〃 製品 23 〃 製品 27 船大工 用具 812 醤油屋用具 254 桶屋 用具 289 機屋 用具 280 瓦屋 用具 45 〃 製品 29 〃 製品 45
江戸時代以降、周防大島(屋代島)の政治経済の中心として栄えた久賀には、早くから職人化・商人化が見られ諸職や産業が発達し、その製品とともに関連用具が数多く遺存している。質、量ともに良好に備わり、地域的な職能の様相を示す資料として重要である。主な諸職は次ぎに示すとおり。 ・石工 海岸の防波堤作りで、亀の甲積みでソリをつけた工法に特徴がある。干 拓の堤防工事にも活躍した。 ・鍛冶屋 江戸時代に7軒あり、農業、船大工などの用具を製作した。 ・傘・提灯屋 特に記録はない。近郊の買入れを満たす程度と考えられる。 ・船大工 久賀船と呼ばれる荒波に耐える船が作られた。 ・機屋 江戸時代の農家の現金収入の大部分を綿織物(縞木綿)が占めた。 ・紺屋(染物業) 縞木綿を染める紺屋が江戸時代18軒あった。 |