文化財名称 | おだけのせいかつようぐ・しょうかしりょう・まちや 小田家の生活用具・商家資料・町家 | 指定 | 県指定 |
市町 | 柳井市 | 区分 | 民俗文化財 | 時代 | 江戸時代 |
一般向け 説明 | 所在地 商家博物館むろやの園(柳井市) 時 代 生活用具・商家資料 江戸時代~昭和20年代 / 町家 江戸時代
柳井津は室町時代から瀬戸内海の港町・商業都市としてさかえた。小田家住宅は古市、金屋と続く白い漆喰壁の町家の代表的なものである。町家の屋敷面積は2561㎡、建坪1500㎡、間口約14m、奥行119mの細長い敷地である。敷地内には主屋 、本蔵、勘定蔵、米蔵、油絞り場、中間部屋、道具部屋、馬小屋、長屋などがあり、豪商のたたずまいを残している。 小田家の屋敷が現在地に構えられたのは、18世紀の初めで屋号を室屋(むろや) と呼んだ時代であり、代々商家として油しぼり、綿打ち、廻船、塩田経営、地主などで財を蓄え、やがて、町役人として大年寄を歴任、岩国藩への献金、普請手伝いの功績等により、大組藩士へ登用された。 町家は「商家博物館むろやの園」として公開されている。生活・生産用具には日常生活、農業、運搬、商業などの用具があり、むろやの園に展示されている。また、商家資料としての小田家文書(商業活動関係資料)は山口県文書館に寄託されている。 |
小学生向け 説明 | 柳井の港は古くから瀬戸内海の港町としてさかえました。小田家は商売をするために、300年前に今の場所に屋敷をかまえて、屋号(やごう)を室屋(むろや)と呼びました。 代々商人として活躍し、油しぼり、綿打ち、船問屋、塩田経営、地主などで財産をたくわえ、大商人になりました。やがて、町役人となり、岩国藩への献金、工事手伝いの功績により、藩士へ取り立てられました。 生活・生産用具は1533点で、日常生活、農業、運搬、商業などの用具です。 屋敷面積は間口約14m、奥行き119mの細長い敷地です。 その敷地の内には主屋、本蔵、米蔵、油絞り場、使用人部屋、道具部屋、馬小屋、長屋など11棟の建物があり、大商人のたたずまいを残しています。 現在、「商家(しょうか)博物館むろやの園(その)」として見ることができます。 |