文化財名称 | もくぞうせんじゅかんのんぼさつりゅうぞう 木造千手観音菩薩立像 | 指定 | 県指定 |
市町 | 下関市 | 区分 | 有形文化財 | 時代 | 平安時代 |
一般向け 説明 | 下関市豊浦町三恵寺の本尊である。ヒノキ材の一木造りで、像高は113cm。頭上に化仏(けぶつ)10面を置き、合掌手、宝鉢手の外、左右の脇手は各19手で、42手形の千手観音である。面部、体部とも素木(しらき)であるが、頭髪は群青、眉、眼のふち、ひとみ、口ひげなどは墨、口には朱などの彩色がある。手や指、持ち物には後補の部分が多い。下ぶくれの豊かな面相、しのぎたつ眉、眼のふち、くちびる、小鼻の切れなど力強い彫りのさえを見せている。ひざ下の衣紋は古風なところが見られるが、その彫りは浅い。制作は平安時代後期、11世紀末から、12世紀初頭頃のものであろう。 |
小学生向け 説明 | 下関市豊浦町にある三恵寺の本尊です。 ヒノキを材とした一木造りで、仏像の高は113cmです。 化仏10面と、42手をもつの千手観音です。 つくられたのは平安時代後期で、1100年前後とおもわれます。 |