文化財名称 | もくぞうじゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう 木造十一面観音菩薩立像 | 指定 | 県指定 |
市町 | 山陽小野田市 | 区分 | 有形文化財 | 時代 | 鎌倉時代 |
一般向け 説明 | 山陽小野田市正法寺の本尊である。カヤ材の一木造りで、像高167.8cm。右手はわずかにひじをまげ、体部にそって垂らし、手の平を前にし指をのばし、第1指と第2指をつける。左手はひじをやや上方にまげて前方に出し水瓶をとる。台座は後補である。彩色は面、頭部にわずかにほどこすのみで、ほとんど素木(しらき)である。背板の内側に墨書銘がある。これにより仏師僧源然が、建久4年(1193)7月に造り始め、11月に出来上り供養をしたとわかる。像は全体として平安時代後期の様式を残しながら、鎌倉時代の力強さを感じさせるものである。保存状態もよく、さらに造像当初の銘を有する仏像として、防長彫刻史上貴重な作品である。 |
小学生向け 説明 | 山陽小野田市にある正法寺の本尊です。 カヤを材とした一木造りで、仏像の高さは167cmです。 頭部に化仏11面をつけています。 背板の内側に墨で書かれた銘文があります。これにより「仏師僧源然」が、 1193年につくりはじめたことがわかります。 像は、全体として平安時代後期の様式を残しながら、鎌倉時代の力強さを感じさせるものです。 保存状態もよく、さらに、仏像をつくった当初の銘文がある仏像として、貴重です。 |