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文化財の概要コンテンツ

文化財名称とうしゅんじかいさんしょうがくていこぜんじしゅたくぼん
洞春寺開山嘯岳鼎虎禅師手沢本
指定県指定
市町山口市区分有形文化財時代安土桃山時代
一般向け
説明
 嘯岳鼎虎は、毛利輝元が祖父元就の菩提を弔うため安芸国の吉田城内に建立した洞春寺を開いた禅僧である。本件は嘯岳鼎虎の手沢本(書き入れなどのある書物)で、室町時代の鈔本鈔本と朝鮮古版本類からなる。
 室町時代には、禅宗の僧を中心に仏教や儒教の経典や修業の記録、詩文などの講義の会が流行し、講義録の写しも盛んに行われた。鈔本とは講義録のことをいう。中には高度な占いの写本もあり、禅師が毛利氏の軍事顧問として占いの素養のあったことを示している。
朝鮮では、16世紀以前に発刊された本は、外国の軍隊(豊臣秀吉、清)の侵略にあって荒らされているため、貴重本とされている。禅師が1592年(天正20)文禄の役に小早川隆景に従って渡韓した時に持ち帰ったものとも考えられる。
 洞春寺の蔵書目録でかなりの蔵書数が記入されているが、今はそのほとんどが散逸している。
小学生向け
説明
 嘯岳鼎虎は、毛利輝元が祖父元就の菩提を弔うため安芸国の吉田城内に建立した洞春寺を開いた禅僧です。本件は嘯岳鼎虎の手沢本(書き入れなどのある書物)で、室町時代の鈔本と朝鮮古版本類からなります。
(1) 古鈔本(こしょうほん=仏教の僧の勉強会ノ-ト) 18冊               
  時代は今から500年前の室町時代のものです。
  内容は、仏教や儒教の教えや修業の記録、漢詩や文学、うらないなどです。    
(2) 朝鮮古刊本類 183冊 1葉
  時代は今から500年前の朝鮮の古い時代のものです。
  豊臣秀吉の朝鮮出兵の時、小早川隆景(こばやかわたかかげ)に従って嘯岳鼎虎も1592年に朝鮮半島に渡りました。その時に持ち帰ったと考えられる朝鮮の古い時代の本です。 (3) 洞春寺書簿(しまってある本の一らん表) 2冊
画像<洞春寺開山嘯岳鼎虎禅師手沢本>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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